このところ悩んでいるのは、旅行先で辛い物を食べたりすると、ひどい腹痛や下痢になることです。衛生環境の変化もあるでしょうし、辛い物の刺激性による影響もあるでしょう。もともとおなかの弱い私には、大きな問題です。
今回は少しだけ辛い物を食べただけで、ずいぶんとひどい腹痛に丸一日悩まされたので、対策を探すことにしました。
いろいろとググった結果見つけたのは、次サリチル酸ビスマス(Bismuth Subsalicylate)という薬です。これは米CDCや日本消化器病学会が旅行者下痢症の予防薬や治療薬として推奨している薬です。
日本では、次サリチル酸ビスマスは認可されておらず、次硝酸ビスマスなどの薬が使われているようです。
次サリチル酸ビスマスはアメリカではPepto-Bismolという商品名で広く売られており、タイではGastro-Bismolという商品名で一部の薬局で売られています。
これは私には劇的な効果を発揮しました。それまではちょっと辛い物を食べただけで腹痛になっていたのに、食べる前にこれを一錠飲むだけで、激辛な料理を食べてもほとんど影響がなくなります。
辛い物だけでなく、細菌が原因の下痢にも予防や治療の効果を発揮するようですので、今後の各地への旅行に活用していきたいと思っています。
下痢の治療には、各種各様さまざまな薬が売られていますが、なかなかうまく使いこなすのは難しいものです。
下痢を止めるような薬は、刺激物や細菌による下痢ですと腹痛に苦しむ期間を長引かせるだけになってしまいます。細菌性の下痢なら、シプロフロキサシンなどの抗生物質も効果があると言われていますが、その副作用を考えると軽い下痢にはやりすぎと思います。かといって整腸剤のたぐいはほとんど何の効果もないものばかりです。
そのなかで、この次サリチル酸ビスマスの効果には感動させられました。久々に素晴らしい薬を見つけたなー、という感じです。
ちなみに液体版と錠剤版が売られているようであり、液体版は非常にマズいという話ですのでご注意を。
安全性や利用法については、本ブログの目的を超えてしまいますので、必ず各種医療情報のウェブサイトをご利用頂ければと思います。
【免責条項】本ブログは旅行情報を提供するものであり、医学的助言を提供するものではありません。薬の利用や、下痢への対処法については、必ず他の情報源にも当たるとともに、医師や薬剤師に相談して下さい。本ブログの筆者は、発生した事象について何らの責任をも負うものではありません。
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