2014年7月9日水曜日

スリランカでカレーを食べる

今年の頭、バンコクから足を伸ばしてスリランカに行って来ました。旅の目的は美味しい料理を食べることです。

スリランカ料理はマイナーな料理ですが、日本にもいくつかのスリランカ料理屋があります。

今はなくなってしまいましたが、昔は六本木にとても本格的なスリランカ料理屋(アータラ・ピータラ)があり、そこで食べた料理に衝撃を受けて、「いつかはスリランカに行くぞ!」と心に誓ったのです。


Ella's Edge Resortにて
スリランカで食べるべきものはカレーです。ホテルなどに行くとRice & Curryなどと言った名前でメニューに掲載されています。それを注文すると、時間をかけて多数の野菜や豆のカレーと副食類をつけたカレーセットを料理してくれます。店によっては作り置きの場合もあります。

カレーを頼むときは、肉か魚のメインのカレーを選んで注文します。そうすると、自動的に色々ついてきます。副食の中でも私のお気に入りはココナッツフレークと唐辛子を混ぜた「ポルサンボール」です。これをご飯やカレーと混ぜて食べれば、ご飯が何膳でも食べられます。

とくにスリランカでも料理の美味しい街として知られているのは、山の奥にあるEllaという場所です。景色が美しいので観光地となっていますが、そこでは様々なホテルが美味しいカレーセットを提供しています。しかしコロンボから車で10時間かかるのが難点です。

とくにElla's Edge Resortというホテルで昼に食べたカレーセットは最高でした。注文してから作るので1時間待たされましたが、絶景のなかで美味しい紅茶を飲みながら待てるので、全く苦になりません。

スリランカでは小さいホテルであっても、きちんとした料理人がいて美味しいカレーを作れるようにしてるホテルが多いので、ぜひホテルでご飯を食べましょう。


インディアーッパ@Curry Leaf
スリランカにはカレー以外にも軽食類など色々な料理がありますが、専門店で出しているものが多くて、旅行者はなかなかお目当てを見つけることができません。

そこでコロンボのHiltonのCurry Leafというビュッフェレストランに行くのがお勧めです。とても人気があり、多種多様の料理をビュッフェ形式で出しているので、ほぼ全ての主要なスリランカ料理を一晩で食べることができます。

軽食で特徴的なものは、アーッパとインディアーッパでしょうか。

アーッパ(Hopperともいう)は、クレープ状の薄いぱりぱりした生地に卵をのせて焼いたものです。軽くて軽食にぴったりです。

インディアーッパ(String Hopperともいう)は、米のふわふわした細い麺にキリ・ホディという黄色いココナッツスープをかけて食べます。これは主に朝食として食べられますが、前述のHiltonのビュッフェでも出しています。


Toddy
スリランカではお酒はあまり飲まれません。

地元民が行くバーは驚くほど雰囲気が悪く、飲んだくれが吹き溜まり、すさみきっています。旅行者が一人で入れるような店はあまりありません。

その中でEllaにあるバーはマシな雰囲気だったので、そこに入ってToddyというヤシの樹液から作る醸造酒を飲むことができました。酸味があり、ごくわずかに発泡しています。独特の味ですが、ブドウから作った粗製ワインに似ています。

スリランカの紅茶はとても美味しいので、是非とも飲むべきです。ホテルなど外国人が来るところでは、ストレートで上等な紅茶を出してくれますが、これは驚異的に美味しいですね。私はコーヒー党で、日本では紅茶を飲むことはないのですが、スリランカでは毎日紅茶を飲んでいました。

Nuwara Eliyaの茶畑にて
コロンボの紅茶専門店 Heladiv Tea Clubでは、スリランカの各地の銘茶を飲むことができます。珍しいgolden tipやsilver tipなどの紅茶も飲むことができます。

あとKandyにあるRoyal Bar & Hotelも非常に気持ちよい内装でお茶ができる場所としておすすめです。ここは酒も出していますが、雰囲気は悪くありません。


スリランカは南アジアとしては驚くほど衛生的で、田舎の客の少ないレストランで作り置きのカレーを食べても、傷んでるとかいうことがなかったです。10日間いても一度も腹を壊すことがなかったので、安心して旅することができます。

しかしスリランカにいる間中、美味しくて毎食毎食たべすぎてしまったので、胃が苦しかったですね。消化薬や胃薬を持っていくことをお勧めします。

出発前にバンコクで出会った西洋人二人に「これからスリランカにスリランカ料理を食べに行くよ!」と言ったら、「スリランカはいいところだけど料理は全く美味しくないよ・・・」と言ってたのが不思議です。彼らは一体何を食べていたのでしょうか・・・

2014年4月30日水曜日

長期旅行の途中でも加入できる海外旅行保険

あいかわらず旅しまくっているのですが、こないだ長期の海外滞在をしたおりに海外の滞在期間が90日を超えてしまい、クレジットカードの海外旅行保険が切れ、無保険状態が生じることに気がつきました。

無保険状態で交通事故にでも遭ったら大変なことになりますので、なんとか保険を購入する方法はないかと考えたのですが、残念ながら日本の海外旅行保険はすべて旅行の最初から購入するものばかりで、旅行途中に加入できるものはありません。

そこで海外の保険会社であるWorld Nomadsという保険会社で、保険を買うことにしました。

この会社では実に簡単に買える旅行保険を販売しており、いつから何日間の保険を買うか、旅行先(アメリカ合衆国を含むプランと含まないプランの二種類)、シングルかカップルか家族かを選ぶだけです。

保険がカバーする範囲は非常に広いので、約款をじっくり読めば、さまざまな特典を得ることも可能かもしれませんが、約款はそうとう長いので、そこまでやるのはあまり現実的ではありません。

疾病と事故の治療と救助費用のところだけをしっかりチェックしておけば良いでしょう。治療に関しては、急性症状であり治療に急を要する場合しかカバーされないようです。そうではないものは帰ってから治療せよ、ということですね。

そのかわり保険費用も日本の保険に比べれば安いようですね。

こうした保険は海外長期旅行者にとって福音です。ぜひとも活用しましょう。

(保険請求したことがないので、事故時の対応などまではわかりませんが、Lonely Planetが推奨してるので、詐欺ということはないかと思います。たぶん)

日本にもこうした海外旅行保険が登場することを切に願います。

ちなみに無保険で海外旅行するというのはアホの極みですので、絶対にやめましょう。あとクレジットカードの付帯保険も事故疾病治療や救助費用が百万円程度では焼け石に水ですので、最低限500万円程度のカバーのあるやつにしましょう。では。